子どもの歯を守りたい(小児予防歯科)
- つかだ歯科医院
- 2019年9月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年11月2日
子どもの頃から歯医者さんに行く習慣を!
親御さんの予防歯科への理解度が、お子さんの将来のお口の健康に大きく関わります。
歯は生まれもったままの天然歯が一番強く、長持ちします。安易に歯を削ってしまうと、二度と天然歯に戻すことはできません。歯科医院を「治療する場所」から「歯を守る場所」へと意識を変えていただくことで、お子さんのお口の健康が維持されます。むし歯や歯周病を防ぎ、大切な天然歯を守るために、子どもの頃から定期的に歯医者さんに行くことを習慣化しましょう。

子どもの歯を80歳まで残すために
私たちは来院していただくお子さんが、生涯を通じて健康なお口で過ごしていただくことを目指しています。むし歯予防だけでなく、歯並び・かみ合わせのチェックも重視し、お子さんのお口に合ったブラッシング方法やご家庭での生活習慣など、親御さんへのアドバイスも積極的に行います。

「8020(ハチマルニイマル)運動」という言葉をご存知でしょうか?
これは日本歯科医師会が推進している「80歳で、健康な自分の歯を20本以上維持しましょう」という運動です。8020を達成するためには、子どもの時期からの予防がとても大切です。ぜひ歯科医院を「お口の健康を長期的に診てくれるところ」としてご利用いただきたいと思います。子どもの頃から定期的にお口をチェックしていくことで、お子さんの口腔内の発達(歯の成長や歯並び、かみ合わせなど)を継続的に管理することができ、成長段階に合わせたサポートが可能です。
フッ素塗布による、むし歯予防
「乳歯は生え変わるから、むし歯ができても大丈夫」という認識はとても危険です。乳歯のむし歯は下にある永久歯の歯の質や歯並びに悪い影響を及ぼすからです。そのため、フッ素塗布を行い、乳歯のうちからしっかりむし歯を予防していきましょう。
フッ素とは、鉄やカルシウムのように自然の中にある栄養素で、私たちの体に欠かせない大切なミネラルの1つです。フッ素はエナメル質に取り込まれると、酸に溶けにくいフルオロアパタイトという物質を作って歯を強化します。また、むし歯菌の活動を抑える作用もあり、むし歯予防には欠かせない成分です。